2024年の鳥取県の紅葉の見頃と種類をご紹介します。
大山(西伯郡大山町)
大山の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月上旬
- 2024年の見頃:11月上旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:ブナ、ミズナラ、カエデ、ナナカマド
大山のブナの森は、西部地域で最も広大と言われ、古代からの山岳信仰の中心地である大山寺には、風情ある秋の風景が広がっています。
山登りや歩き、自転車旅行など、身体を使った観光活動や、車での移動でも、大山の景色は見る位置によって異なるので、異なる角度からの風景に注目するのも楽しいですよ。
数ある素晴らしい景観の中でも、特別に推薦されるのは博労座と豪円山の展望台です。
博労座は、かつて日本最大の家畜市が開催されていた場所で、今は駐車スペースとして利用され、大山観光の主要な入り口となっています。
そこからは壮大な大山の北面が見渡せます。
博労座からスキーエリアの方向へ約15分歩くと豪円山の入り口に到着し、さらに5分ほどで展望台へ。
そこからの景色は、大山の北壁とスキー場の斜面が一望でき、まるでヨーロッパのアルプスのような壮観が楽しめます。
アクセス
電車
- JR米子駅からバス(駅前バスターミナル4番乗り場から路線バス観光道路経由本宮大山線)で終点大山寺下車(約50分) ※期間限定「鳥取大山山麓ぐる~んと観光タクシー旅」では、米子駅または大山寺からタクシーを5000円(3時間コース)で利用することが出来ます。詳しくは公式サイトまたは電話でお問い合わせを。年間利用台数に達し次第終了
車
- 米子自動車道溝口ICから約20分
- 山陰自動車道大山ICから約15分
板井原集落(八頭郡智頭町)
板井原集落の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月上旬〜12月上旬
- 紅葉の種類:モミジ
山々に囲まれた狭い谷間に点在する村は、鳥取県が選んだ歴史的建築エリアとして注目されています。
古き良き時代の茅葺き屋根の家々や、半世紀以上の歴史を持つ伝統的な住宅と、村のシンボルともいえる「向山神社」が、過去への旅を感じさせます。
秋には見事な紅葉が楽しめ、年に一度、10月の終わりから神社の周りの樹木が赤や黄色に変わり、杉の緑との対比が心を打ちます。
最も美しい時期は、10月の終わりから11月の中頃です。
また、向山神社はその美しい紅葉で評価されており、神社入口の石の階段が、秋には紅葉のカーペットのように変身します。
アクセス
電車
- JR・智頭急行智頭駅よりタクシーで約15分
車
- 鳥取自動車道智頭ICより約10分
諏訪神社(八頭郡智頭町)
諏訪神社の見頃と種類
- 例年の見頃:11月上旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:モミジ
信州地域の諏訪大社の御霊を祀る目的で築かれた諏訪神社は、境内に豊富にカエデの木が生えており、長い間、紅葉スポットとして評価されてきました。
その近くの石谷家の家屋と合わせて、智頭の宿の秋の風景として人々に親しまれています。
通常、11月初旬から末旬が紅葉のベストタイムで、10月終わりからは夜のイルミネーションが計画されています(詳しくはお問い合わせください)。
アクセス
電車
- JR・智頭急行智頭駅から徒歩15分
車
- 鳥取自動車道智頭ICから約5分
三徳山三佛寺(東伯郡三朝町)
三徳山三佛寺の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:11月上旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:ナナカマド、ブナ、シラカシ、ミズナラ、モミジ
鳥取県の三徳山に位置する三佛寺は、山の信仰の中心地として、706年に役小角により創建され、修験の場として名高いです。
11月の初旬が紅葉のハイライトとされます。
寺には多くの価値ある寺宝が宝物館に展示されており、その先の石階段を進むと、仏教の核心を伝える本堂が立ち現れる。
この本堂の背後から、国の宝とされる「投入堂」へは、約2時間の往復の山歩きが必要となります。
10月の最後の日曜日には、三徳山で火をテーマにした祭りが行われます。
三徳山の文殊堂近くには、日本で最も冒険的とされる「投入堂」があり、その周辺の見晴らし台からの紅葉の眺めは圧巻です。
登山への挑戦を考えるなら、先に注意事項をしっかりと確かめることが必要です。
アクセス
電車
- JR倉吉駅からバス(吉原または三徳山行き)で約38分、三徳山参道入口停留所下車
車
- 中国自動車道院庄ICから約70分
- 米子自動車道湯原ICから約60分
芦津渓谷(八頭郡智頭町)
芦津渓谷の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月上旬
- 2024年の見頃:11月上旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:カエデ、ブナ、トチ、モミジ
芦津渓谷は国定公園に認定されており、千代川の源流地帯にある芦津は、深い森と壮観な渓谷が特徴の智頭町の隠れた名所として知られています。
春の鮮やかな新緑が秋には赤や黄色の紅葉へと移り変わり、針葉樹の深い緑とのコントラストが目を引きます。
毎年、10月の後半から多くの木々、例えばカエデやトチ、ブナ、ミズナラなどが紅く染まり始め、11月初旬が特に見頃とされています。
三滝ダムの近くには、歩きやすい遊歩道やリラックスできる休憩スポットが点在し、多くの人々が散策しながらその美しい紅葉を堪能しています。
この地域は、自然の原風景が保たれている点でも観光客からの支持を受けています。
アクセス
電車
- JR・智頭急行智頭駅からタクシーで約30分
車
- 鳥取自動車智頭IC・智頭南ICから約30分
船上山(東伯郡琴浦町)
船上山の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月上旬〜12月上旬
- 紅葉の種類:カエデ、ブナ、ナラ、ミズナラ、ナナカマド
鳥取県に位置する大山隠岐国立公園の中心に船上山があり、その場所は紅葉の美しいスポットとして評価されています。
特筆すべきは、鱒返しの滝からの眺めで、紅葉とともに滝が流れる様子はまるで絵画のようですよ。
さらに、船上山ダムには湖があり、その表面に「逆さ船上山」が浮かび上がり、風景の魅力を倍増させています。
年々、10月の半ば頃にモミジやカエデ、ブナなどが紅くなり始め、11月の中旬が特に色彩のピークとなります。
また、山の東部に広がる溶岩壁、屏風岩が紅葉で彩られる景色も息をのむ美しさです。
アクセス
電車
- JR赤碕駅から琴浦町営バス(船上山線)で少年自然の家停留所または船上山停留所下車、徒歩25分
車
- 山陰自動車道琴浦船上山ICより約20分