2024年の岐阜県の紅葉の見頃と人気スポットをご紹介します。
飛騨・美濃せせらぎ街道(高山市)
飛騨・美濃せせらぎ街道の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月上旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月上旬
- 紅葉の種類:ミズナラ、カラマツ、カツラ、ブナ、ヤマモミジ
岐阜県の高山市清見町を南から北へ横断する64kmの風情ある道路は、ドライブを通じて秋の風景を味わえる場所として知られています。
道の両側に広がるナラやブナ、カラマツといった木々が黄色く染まる景色は多くの旅行者を魅了します。
特にめいほう高原を起点に清見町方面へ進むルートは、色鮮やかな自然を堪能できる地点で、標高の違いから紅葉のピークが異なります。
西ウレ峠からの高地では早めに紅葉が始まり、長い間その美しさを楽しめますよ。
さまざまな木々の紅葉、特にナナカマドやモミジの変化は圧巻で、10月の中頃から色とりどりの風景が広がり、約1.5ヶ月間その美しさを堪能できます。
西ウレ峠やおおくら滝、こもれびのスペースは特に訪れる価値のある場所として注目されています。
アクセス
車
- 東海北陸自動車道郡上八幡ICから約20~60分
白川郷(大野郡白川村)
白川郷の見頃と種類
- 例年の見頃:10月中旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:10月中旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:ブナ、ナナカマド、クリ、ミズナラ、カエデ
白川郷は、岐阜県の庄川周辺に位置し、独特の合掌造りの家屋で知られます。
その地域に存在する野外博物館・合掌民家園には、25棟の伝統的な家々が保存・展示されており、その中には9棟の県指定文化財も含まれます。
秋には特にその風景が魅力的で、10月の中旬からカエデやナラ、トチの木が鮮やかに紅葉を始め、10月終わりから11月初めが特に見頃です。
秋の白川郷は、山々が錦のような美しい色に包まれ、村全体がまるで絵のような風景となります。
アクセス
電車
- JR名古屋駅から高速バスで約2時間30分
- JR金沢駅から高速バスで約1時間30分
車
- 東海北陸自動車道白川郷ICより国道156経由で約5分
- 東海北陸自動車道荘川ICより国道156経由で約40分
恵那峡(恵那市)
恵那峡の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:モミジ、カエデ、クヌギ、ツツジ、ブナ
壮大な大自然が彩る恵那峡の景色は圧巻です。
約100年前、木曽川の流れを大井ダムで制御し、この地に人造の湖が生まれました。
四季それぞれに魅力があり、春には桜が咲き誇り、夏には新緑が広がり、秋には鮮やかな紅葉が湖面に映り込み、冬には多くの水鳥が飛来します。
特に天然記念物である傘岩の周辺では、モミジが濃い赤に染まります。
この場所は「飛騨・美濃の紅葉スポット33選」にも名を連ねており、秋のピークは11月中旬から下旬にかけてです。
2020年には、恵那峡のビジターセンターやウッドデッキが新たにオープンし、桃介広場も一新されました。
湖上からの眺めを求めるなら、遊覧船を利用すると、両岸に立ち並ぶ奇岩や紅葉の美しさを存分に堪能できますよ。
アクセス
電車
- JR恵那駅から東鉄バス恵那峡線で約15分、恵那峡停留所下車徒歩すぐ
車
- 中央自動車道恵那ICから約10分
新穂高温泉(高山市)
新穂高温泉の見頃と種類
- 例年の見頃:10月上旬〜10月下旬
- 2024年の見頃:10月上旬〜10月下旬
- 紅葉の種類:ナナカマド、カエデ、シラカバ、ブナ、ミズナラ
飛騨・高山地域の山々に抱かれた新穂高温泉は、10月上旬から下旬にピークを迎える紅葉の美しい場所として知られています。
新穂高ロープウェイの頂上からの眺望は、紅葉の赤や黄色のグラデーションが絶景で、まるで美術作品のように見えます。
10月中旬以降、天気の良い日には、青空を背景に初雪を頂いた北アルプスの山々と紅葉のコントラストが壮観です。
このエリアには、源泉から直接湧出する露天の温泉も点在し、温泉につかりながらの紅葉鑑賞で多くの訪問者が楽しんでいます。
また、長さ150メートル、高さ70メートルの壮大な北アルプス大橋からは、10月中旬ごろには周囲が紅葉で覆われます。
その先には笠ヶ岳や錫ヶ岳などの北アルプスの山々が広がり、このスポットはフォトジェニックな場所として多くの人に愛されています。
アクセス
電車
- JR高山駅から新穂高ロープウェイ行バスで約90分、各停留所下車
車
- 長野自動車道松本ICから国道158・471号、県道475号線で約90分
伊吹山ドライブウェイ(不破郡関ヶ原町)
伊吹山ドライブウェイの見頃と種類
- 例年の見頃:10月中旬〜11月上旬
- 2024年の見頃:10月中旬〜11月上旬
- 紅葉の種類:ブナ、ナラ、オオイタヤメイゲツ、カエデ、ヤマモミジ
伊吹山の紅葉は、高度による気温差の影響で、10月の初旬には頂上から始まり、約1ヶ月をかけて山のふもとへと進行します。
これにより、10月初旬は山頂、中旬はスカイテラス駐車場周辺、下旬から11月初旬は標高900mの範囲で見頃を迎えます。
17kmの山道を車で進むと、日々変化する山のカラーが楽しめます。
伊吹山の紅葉は、豊かな色彩と壮大なビューが特徴で、車でのドライブ中にその美しさを堪能できます。
特に10月下旬から11月初旬の上平寺越駐車場(標高900m)付近は、多くの木々が色づき、人々を引き寄せる人気スポットとなっています。
山のふもとへと続く紅葉の色のグラデーションは圧巻ですよ。
アクセス
車
- 名神高速道路関ヶ原ICから約10分
大矢田神社もみじ谷(美濃市)
大矢田神社もみじ谷の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜12月上旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜12月上旬
- 紅葉の種類:ヤマモミジ
大矢田神社は、繊細な彫刻が施された社殿が市内で際立つ特色となっています。
神社の敷地内の楓の渓谷には、約3000本のモミジの木が生えており、神社への入り口の石階段から東側の谷川までの美しい原生林は、国の天然記念物にも指定されています。
11月中旬から12月初旬には、紅や黄色の鮮やかな紅葉が楽しめ、「飛騨・美濃の名勝紅葉地」としても知られます。
主社の隣の事務所では、美濃の伝統的な和紙を使用した御朱印を受け取ることができ、モミジの葉を模した「美濃の手作り和紙(400円)」は、紅葉の観光の際の記念品として最適ですね。
アクセス
電車
- 長良川鉄道美濃市駅からデマンドタクシーで約20分、大矢田上切集会所前下車徒歩20分
- JR岐阜駅(JR岐阜バスターミナル)から岐阜バス高美線約70分、大矢田神社前停留所下車徒歩30分
車
- 東海北陸自動車道美濃ICから約15分
白山白川郷ホワイトロード(大野郡白川村)
白山白川郷ホワイトロードの見頃と種類
- 例年の見頃:10月上旬〜10月下旬
- 2024年の見頃:10月上旬〜10月下旬
- 紅葉の種類:ブナ、ナナカマド、ヤマウルシ、カエデ、ダケカンバ
白山白川郷ホワイトウェイは、白山の北面を通って、石川県の白山市から中宮を経由し、岐阜県の白川へ続く33.3kmの有料のルートです。
三方岩岳という標高1736mの山は、この県の境界に位置しており、岐阜側からの駐車場からは約40分のハイキングで頂上に到達できます。
その頂上からは、多彩な山々や目前の白山、そして遠くの立山や北アルプスが見渡せます。
10月の中頃には、様々な樹木が鮮やかな赤や黄色に変色し、壮麗な景観を形成します。
アクセス
車
- 東海北陸道白川郷ICから岐阜県側料金所まで約10分
- 北陸道白山ICから石川県側料金所まで約1時間10分
- 北陸道福井ICから石川県側料金所まで約2時間
- 北陸道小松ICから石川県側料金所まで約1時間
付知峡(中津川市)
付知峡の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:カエデ、ドウダンツツジ、ブナ、モミジ、クヌギ
岐阜県中津川市に位置する付知峡は、日本の森林浴の名所100選と岐阜県の名水の中でもトップ50に数えられる場所です。
冬の訪れとともに木曽御岳の周りや裏木曽の山々が紅葉のピークを迎えます。
特に、付知川の清らかな水面に映る鮮やかな紅葉のコントラストは圧巻で、本谷橋や攻橋からの眺めは特に美しいですよ。
通常、10月の終わりから11月の初めにかけてが最も良い時期で、多くの木々が鮮やかな色に変わります。
本谷橋や攻橋からの風景は、川の青さと紅葉の美しさが一緒に楽しめます。
また、不動公園では、滝を背景に紅葉を楽しむことができ、散策路も整備されています。
アクセス
電車
- JR中津川駅からバス(付知峡倉屋温泉行き)で約50分、付知峡倉屋温泉停留所下車、徒歩60分
車
- 中央自動車道中津川ICから国道257号経由で約50分
飛騨の里(高山市)
飛騨の里の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月上旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月上旬
- 紅葉の種類:カエデ、モミジ、サクラ、ブナ
飛騨の里は、合掌造りを中心に飛騨地域の伝統的な家々を再現して展示する文化施設です。
古きよき時代の田舎の風景を背景に、秋の美しい紅葉を歩きながら堪能することができます。
アクセス
電車
- JR高山駅から車で約10分。また、定期バスやタクシーによるアクセスが強化されています。飛騨の里をはじめとした観光施設をめぐる市内循環バスが通り、また飛騨の里前のタクシー乗場ではタクシーが待機しています。
養老公園(養老郡養老町)
養老公園の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜12月上旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜12月上旬
- 紅葉の種類:モミジ、カエデ
「滝から流れる水が酒のようだ」という伝承が残る「養老の滝」を持つ公園です。
養老鉄道の養老駅から、公園の深部に位置する高さ30m、幅4mの壮大な滝まで、歩いて約40分程度です。
歩道には、色鮮やかなモミジやギンナンが隣接して植えられ、まるで秋のカーペットを歩いているかのようですよ。
この滝の美しさと紅葉が一緒に楽しめる光景は見逃せません。
他にも、不動橋やせせらぎの道で、紅葉の美しさを堪能できます。
アクセス
電車
- 養老鉄道養老駅から徒歩15分
車
- 東海環状自動車道養名ICより車で約10分