2024年の茨城県の紅葉の見頃と人気スポットをご紹介します。
筑波山(つくば市)
筑波山の見頃と種類
- 例年の見頃:11月上旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜12月上旬
- 紅葉の種類:ツタ、ナラ、ブナ、モミジ
男体山と女体山という二つの峰から成る筑波山は、低標高の日本の有名な山の中の1つとして知られています。
山の頂上近くの御幸ヶ原エリアには、ブナなどの落葉樹が豊富で、11月の初めからその鮮やかな紅葉を観賞することができます。
筑波山神社近くのケーブルカー宮脇駅付近の紅葉も目を楽しませてくれますよ。
山の頂上までは、徒歩のルートの他、ケーブルカーとロープウェイを使って容易に近づくことができます。
アクセス
電車
- つくばエクスプレスつくば駅から直行筑波山シャトルバスで約40分、筑波山神社入口下車、徒歩15分でケーブルカー宮脇駅
- 直行筑波山シャトルバスで約50分、つつじヶ丘下車、ロープウェイつつじヶ丘駅
車
- 常磐自動車道土浦北ICから筑波パープルラインまたは国道125号経由約40分
- 北関東自動車道桜川筑西ICから県道148号経由約40分
袋田の滝(久慈郡大子町)
袋田の滝の見頃と種類
- 例年の見頃:11月上旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:イロハカエデ、オオモミジ、ヤマウルシ、ミズナラ、シラキ
茨城県に位置する袋田の滝は、高さ120m、幅73mという壮大さで、日本の三大滝の中の一つとして知られています。
この滝の特徴として、水が4段階で落ちる姿から、「四度の滝」という別名も持っています。
四季それぞれで異なる美しさを見せてくれますが、特に秋は、イロハカエデやオオモミジを始めとした樹木が美しい赤や黄色に染まります。
この滝の秋の風景の魅力は、西行法師の歌「花の色が変わりゆく中で、山の姫が織りなす袋田の滝の美しさ」からも感じ取れます。
アクセス
電車
- JR水郡線袋田駅からバスで約10分滝本停留所下車、徒歩10分
車
- 常磐自動車道那珂ICから約50分
花貫渓谷(高萩市)
花貫渓谷の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月下旬〜12月上旬
- 紅葉の種類:モミジ、カエデ、ヤマザクラ、クヌギ、ナラ
多くの大小の深い場所と滝が続く美しい渓流地帯。
秋には、小滝沢キャンプエリアから汐見の吊り橋までの区間で、モミジの葉が華麗に変わり、色彩豊かな風景に変わります。
60mの長さを持つこの吊り橋を進むと、汐見滝を直下に、さらに花貫川の清らかな流れを伴う木々が目の前に広がり、紅葉の美しさを目の前で感じることができますよ。
毎年、11月の中旬から下旬が最も美しい時期となります。
散歩のための道が設けられていて、この地域の美しい紅葉と渓谷の景色を歩きつつ満喫することができます。
アクセス
電車
- JR高萩駅からタクシーで約25分
車
- 常磐自動車道高萩ICから約20分 ※紅葉まつり期間中は市道3085号線の一部および3086号線全線が車両通行止め
茨城県立歴史館(水戸市)
茨城県立歴史館の見頃と種類
- 例年の見頃:11月上旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:予測なし
- 紅葉の種類:イチョウ
茨城県の歴史的な博物館の敷地には、59本のギンコの木が配置されており、毎年11月初めから中旬にかけてはその葉が美しい黄色に変わります。
11月13日の県民の日を中心として、「ギンコ祭り」が開催され、約130mのギンコの道のライトアップイベントも行われる予定です。
アクセス
電車
- JR常磐線水戸駅下車,北口4番バス乗り場から「桜川西団地」行きなど偕楽園方面行き乗車約10分、「歴史館偕楽園入口」下車、徒歩2分
車
- 常磐自動車道水戸ICから約7km、15分
国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)
国営ひたち海浜公園の見頃と種類
- 例年の見頃:10月中旬
- 2024年の見頃:予測なし
- 紅葉の種類:コキア(ホウキグサ)
茨城県の国立ひたち海浜公園に位置するみはらしの丘では、紅く変色する特異な植物、コキアの魅力的な色変わりを堪能できます。
毎年10月初旬に色変わりが始まり、10月の半ばには展望の丘が深紅の絨毯となります。
コキアによる色のグラデーションと、その足元に広がるコスモスの風景は息をのむほどの美しさです。
アクセス
電車
- JR勝田駅からバスで海浜公園西口停留所下車すぐ、またはタクシーで約15分
車
- 常陸那珂有料道路ひたち海浜公園ICから約5分
偕楽園(水戸市)
偕楽園の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月下旬〜12月上旬
- 紅葉の種類:モミジ、カエデ
1842年に、水戸藩の第九代当主、徳川斉昭により設計され、日本三大庭園として知られる金沢の兼六園や岡山の後楽園と並ぶ美しい庭園の一つです。
水戸市の核心部に位置しているにも関わらず、各季節に応じた美しい植物が点在しているのが魅力的です。
偕楽園の拡大エリアの紅葉の谷は、秋の風物詩として知られ、約170本の鮮やかな紅葉が来園者の視線を引きつけます。
谷の中にある池には、紅葉した木々が映り、季節の変わり目を実感させてくれます。
アクセス
電車
- JR水戸駅からバスで約20分偕楽園前下車、徒歩13分
車
- 常磐自動車道水戸ICまたは、北関東自動車道水戸南ICから約20分
竜神峡(常陸太田市)
竜神峡の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月下旬〜12月上旬
- 紅葉の種類:イロハカエデ、カツラ、ハウチワカエデ、ヤマウルシ、モミジバフウ
竜神川が長い年月をかけて彫り出したV字型の景観を持つ竜神峡は、自然の美しさが際立つ場所です。
竜神大吊橋は、下に広がる竜神ダムの100m上に建てられ、日本でも特筆すべき長さを持つ歩行者専用の吊り橋として知られています。
この吊橋の全長375mからは、四季の風物詩が一望できます。
特に秋季には、峡谷全体が紅や金色に染まり、晴れた日には遠くの阿武隈山系までの絶景が楽しめますよ。
アクセス
電車
- JR常陸太田駅または常陸大子駅からバスで竜神大吊橋下車、徒歩すぐ
車
- 常磐自動車道那珂ICから約40分
- 常磐自動車道日立南太田ICから約40分
花園渓谷(北茨城市)
花園渓谷の見頃と種類
- 例年の見頃:11月上旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜12月上旬
- 紅葉の種類:カエデ、ナラ、ヤマモミジ、クヌギ、ブナ
花園花貫という自然に恵まれたエリアは、県の指定自然公園にもなっています。
その風光明媚な渓谷は、秋には紅葉の名所として知られるだけでなく、春の花や初夏の緑も魅力的で、一年を通して訪れる価値があります。
特に、秋には渓谷に広がるナラやカエデ、ヤマモミジなどが美しく彩り、その落ち葉が流れる姿は、感慨深い光景を作り出しており、写真好きにはおすすめのスポットです。
ただ、道は所々狭くなるので、進む際には慎重にしてくださいね。
近隣の花園神社や花園モールでは、11月の初旬から終旬にかけての夜間ライトアップが計画されています。
この時期の夜の紅葉は壮観で、見逃せません。
駐車場も提供されているが、台数には限りがあるため注意が必要です。
アクセス
電車
- JR磯原駅からタクシーで約30分
車
- 常磐自動車道北茨城ICから花園方面へ約25分
西蓮寺の大イチョウ(行方市)
西蓮寺の大イチョウの見頃と種類
- 例年の見頃:11月下旬〜12月上旬
- 2024年の見頃:予測なし
- 紅葉の種類:イチョウ
782年の起源を持つ「西蓮寺」という天台宗の聖地には、1,000年以上の歴史を持つ2つの大銀杏が立派にそびえ立っており、その巨大さは圧巻です。
茨城県の自然遺産としても保護されているこれらの木々は、特に11月の終わり頃、金色に輝く葉が寺の敷地を埋め尽くします。
まるで地面に黄金のカーペットが広がったような光景となるんですよ。
この大銀杏たちの隣には、天台宗を象徴する国の重要文化財である「相輪塔」が建っています。
また、寺の境内には美しいモミジの木もあり、秋の晴れた日には、空の青と紅葉の赤や黄色の鮮やかなコントラストが訪れる者たちの目を楽しませてくれます。
アクセス
電車
- JR土浦駅から霞ヶ浦広域バスで道の駅たまつくり停留所下車、そこからタクシーで約10分
- JR石岡駅から関鉄グリーンバスで旧玉造駅停留所下車、そこからタクシーで約10分
車
- 常磐自動車道土浦北ICから国道355号経由で約50分
- 東関東自動車道潮来ICから国道355号経由で約40分
佐白山(笠間市)
佐白山の見頃と種類
- 例年の見頃:11月上旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:モミジ
茨城県内の笠間盆地に位置する佐白山は、多種多様な植物が茂る、まさに大自然の楽園とも言える場所です。
この標高約182mの山には、約4kmの散策ルートが整備されており、その山頂部にはかつての名城とされる笠間城の遺跡が静かに佇んでいます。
秋の時期には、山一帯が色とりどりの紅葉に彩られ、息をのむような風景が広がっています。
アクセス
電車
- JR笠間駅からタクシーで約5分
- JR友部駅からかさま観光周遊バスに乗り日動美術館下車約15分
車
- 北関東自動車道友部ICから約15分