「ストーンアート」って、石をベースにした素敵なアートなんです。
作成方法も簡単で、川や海で見つけた石に、アクリルの絵の具でイラストを描いて完成できます。
こちらでは、ストーンアートの作成に欠かせない材料や、基礎的なやり方、さらにはキレイに仕上げるテクニックやアドバイスをお伝えしますね!
ストーンアートってなに?
「ストーンアート」とは、自然の石をキャンバスにして絵を描く楽しいアートです。
時に「ストーンペインティング」や「ストーンクラフト」としても紹介されることがありますね。
自然の素材とともに、心のままのクリエイティブな表現ができるのが魅力です。
ストーンアートは、基本的には石と絵の具だけで、初めての方も手軽に試せます。
慣れてくると、見事な作品も作れるようになりますよ!
実は、洞窟の壁画など、人類が始めて絵を描いたものも、いわば「ストーンアート」と言えるかもしれませんね。
こんな歴史的なアートでも、制約は特になし。
どんな石でも、どんなデザインでもOKです。
石そのものの形を活かして立体的に描いたり、カラフルな模様を楽しんだり…好みのスタイルで表現できる、とっても自由度の高いアートなんですよ!
素材も作品も、世界で唯一無二のストーンアート!
「ストーンアート」の素材となるのは、ちょっとした石ころなんです。
どこでも簡単に見つけられるものですよね。
でも、まったく同じ形の石って、実は存在しないんです。
同じ石でも、その時の気分や見る人によって、感じることが異なるんです。
だから、何度でも、どんな人が手がけても、毎回新しい感動や楽しみがあります。
そして、それぞれの作品は世界で唯一のものになるんです。
これこそが、ストーンアートの素敵な魅力だと感じますね!
アウトドアの楽しみとして石を探してストーンアートを楽しもう!
「ストーンアート」を始めるには、まず石が欠かせませんよね。
河原や海岸を歩きながら石を探すのは、それだけでワクワクする経験です。
画材店で材料を手に入れるのもいいけれど、自然の中で自分の材料を探すのは特別な感じがします。
このアウトドアでの探索の楽しさや、そのイベント的な要素、それが「ストーンアート」の独特な魅力の一部だと思いますね!
観察しながらの意外な発見がストーンアートの楽しさ!
石に絵を描く前に、これから表現するモチーフの細かい部分や色合いをしっかりと観察するんです。
例えば、あまり身近でない動物の場合、その特徴や体の部位の位置などを新たに学ぶことがあるし、身の回りのイヌやネコでも、じっくりと観察すると、頭の中で思い描いていたイメージと実際の姿に違いを感じることもあります。
このような観察を通じての意外な発見や、学びの楽しみが「ストーンアート」の魅力の一つだと思いますよ!
石の予想外の魅力やストーンアートの驚きの要素!
「ストーンアート」は、あなたの感じるまま、思い描くままに形にする自由なアートなんです。
一見、冷たく固い石も、ふんわりとした動物の姿に変わることだってできちゃいます。
石を見つめながら、そこからどんなイメージを引き出すか、そしてそれをどう表現するか、その過程が本当に楽しいです。
そして、元の石と出来上がった作品との意外性、そのギャップも「ストーンアート」の醍醐味だと思いますね!
ストーンアートを始めるために必要な材料は何?
「ストーンアートに挑戦したいな!」と思ったら、「石」「絵の具」「筆」の3つを用意すれば始められます。
色をきれいにのせるなら、乾燥後に色がしっかりと残り、水にも強いアクリルガッシュがお勧めですよ。
仕上げにニスを塗ると、さらに良い仕上がりになりますよ!
ストーンアートに必要な石は何?
川辺や海辺に足を運ぶと、さまざまな形状の石に出会えますね。
その場所の地形や土地の特性で石の特色やタイプが異なるため、様々な所を訪れて、どんな石が落ちているか探してみるのはとても興味深いですよ。
描画作業中は石を手に持つことが多いため、あまり巨大な石は避けた方がいいでしょう。
重すぎると手が疲れてしまい、スムーズに作業が進まなくなります。
手にちょうど収まるサイズのものがベストですね。
そのサイズだと、片手でラクに持てて、描きながらの確認もしやすいですよ。
石を持ち帰る時の注意点
海や川の周辺は、各地の行政や国が管理していて、様々なルールや法律があるんです。
そんな中で、その場所の土や石を持ち帰るときは、ちゃんとした許可が必要です。
少量だったらOKという場所もあるかもしれませんが、事前に国土交通省やその場所を管理している行政の方に聞いてみると安心ですね。
また、国立公園や都道府県の公園などでは、自然を守るためにものを持ち出すのは厳禁です。
公園の中にある石も、もちろんそのルールが適用されるので、気をつけて楽しんでくださいね。
ストーンアートに必要な絵の具は何?
絵を描く際のおすすめの絵の具は、さっと乾いて水にも強いアクリルガッシュです。
この絵の具の良いところは、塗った色が下の色に影響されにくい「不透明」な特徴があること。
だから、少し色を間違えても、新しい色で上から塗り直せば、すぐにキレイになりますよ。
色のバリエーションは混色で色々作れるので、たくさんの色を用意しなくても心配ありません。
でも、色の作り方が難しい時は、石に塗る前に紙などでテストして、色の確認をしてみてくださいね。
絵の具を選ぶときの注意点
アクリルガッシュ以外にも、アクリルカラーという絵の具がありますよね。
この二つはともにアクリルをベースにした絵の具で、速乾性や水に強い特徴は共通しています。
しかし、アクリルカラーの方が、色の透明感や半透明なニュアンスが強く、色を重ねた際に下の色が見えることがよくあります。
購入する際は、ちゃんとどのタイプかをチェックして、お好みに合ったものを選んでくださいね。
ストーンアートに必要な筆は何?
アクリルガッシュはサクサク乾く特性があるので、筆にたっぷりと絵の具を含ませて長めに描画するタイプの筆がおすすめです。
細かなところを描く際は、細めの筆が役立つでしょう。
でも、太い筆でも筆の先端を工夫して使えば、繊細なラインや小さな点も描けるんですよ。
だから、上手に使い分けができるなら、太い筆だけでも十分ですよ。
ストーンアートの作り方
それでは、ストーンアートの作成過程を詳しくお伝えいたしますね。
1.使う石を選ぶ
石の選び方には、主に以下の2つの方法があります。
- 描きたいイメージを決定した上で、そのデザインに合った石を見つける
- 目の前の石の形や特徴に触発され、その瞬間に思い浮かんだデザインを描く
どちらの方法でも、石の形状と描きたいものがうまくマッチしているかが選ぶ決め手になります。
たとえば、丸くてふわふわのネコを描く場合、角ばった石や薄い石はちょっと違和感がありますよね。
「この石を使えば、完璧に○○○に見せられる!」と直感的に感じる石を選ぶのがおすすめです。
しかし、どんなに探してもピッタリの石が見つからない時もありますので、ある程度の時間を区切って探索することをオススメします。
「これもアリかな」と思える石を見つけたら、一旦手元に置いておくといいですよ。
設定時間が来たら、手元に残した石の中から最も適したものを選べば、迷うことなく選択できますね。
2.石をキレイにする
石をアートに使用する前に、しっかりとクリーニングして乾燥させることが大切です。
以下がそのステップです。
- 中性の洗剤を水に混ぜ、その水の中で石を約2時間浸けておく
- 柔らかめのブラシを使って、石の表面や凹みの部分の汚れをきちんと取り除く
- 自然の太陽の下での乾燥や、ドライヤーを使ってしっかりと乾燥させる
3.描く対象をじっくりと観察する
石を整える合間に、描きたいモチーフの情報を図書やオンラインでチェックしてみましょう。
動物園や水族館を訪れて、実際の姿を直接見るのも一つの方法ですね。
ただし、正面だけでなく、横や背後、さらには少し斜めからの角度も重要です。
特に心に残った部分や印象的だと思った箇所は、しっかりと目を凝らしてみて、何か新しい発見があればスケッチに記録しておくと良いですよ。
その部分をしっかりとアートに反映させれば、魅力的な作品が完成することでしょう。
4.鉛筆で下絵を描く
石にデザインを鉛筆でスケッチします。
もし線が石の色で見えにくい時は、最初に白いアクリルガッシュを塗ってからスケッチしてもOKですよ。
失敗しても大丈夫!
白いアクリルガッシュでカバーして、再度チャレンジできます。
特に動物を描く際は、左右の目と鼻を重要ポイントとして描きましょう。
この3点が正確に配置されれば、他の部分も順調に進行し、全体のバランスが整います。
スケッチは自分が納得するまで丁寧に行いましょう。
スケッチ段階での違和感は、後の塗装でも消えないことが多いので、初めのステップでしっかりと時間をかけると、素晴らしいストーンアートができあがりますよ!
5.筆で絵の輪郭を描く
下絵が完成したら、主要な形のアウトラインをアクリルガッシュでしっかりと描いていきましょう。
下絵の時点で細かく気にしすぎず、たくさんの線を引いても問題ありません。
アウトラインが完成したら、不要な鉛筆の線は消しゴムできれいに消しておきましょう。
アウトラインを描く際、柔らかい灰色や茶色を選択すると、作品全体のバランスが良くなります。
真っ黒な線は影のように強く見えてしまい、後の塗り工程で色の調和をとるのが難しくなることがあるので、注意が必要です。
6.絵の具で下塗りする
アクリルガッシュでの塗り工程がスタートです。
まずは、全体の基調となる色をざっくりと塗っていきましょう。
動物の場合、毛の方向を考慮し、植物の場合は繊維の流れに沿って筆をスライドさせることが大切です。
それにより、よりリアルな質感や見た目を再現することができます。
基底となる色は、最も明るい部分と最も暗い部分の中間の色を選びます。
この中間色を土台として塗ることで、後から追加する明るい色や暗い色が際立ち、作品全体に奥行きや立体感を持たせることができますよ。
7.細かいところを描き上げる
仕上げのステップがやってきました。
繊細な部分、例えば目やヒゲなどのディテールをきちんと描きます。
光の当たる部分や影の部分を細心の注意を払って、色のニュアンスを加えていきます。
物の流れや方向を自然界のものと同じように表現することが、ここでも大切ですね。
観察時に心を引かれたポイントは、しっかりとアートに取り入れることで、一層魅力的な作品が完成しますよ。
特に動物の瞳を描く際、球体であることを意識して色をのせると、よりリアルな表現が可能です。
例えば、太陽の光が頭の上から差し込む場合、そのハイライトを瞳の上側に配置することで、真実味ある瞳を表現することができます。
完成すると、あなただけの特別なストーンアートができあがります!
ストーンアートをさらにキレイにするには?
アートを更に美しく仕上げるためには、ニスを使用してツヤを出す方法がオススメです。
ニスを塗ることで、汚れからもある程度守ることが可能ですが、100%の保護は期待できません。
使いやすいスプレータイプのニスもあるので、これを選んでみてはいかがでしょうか。
スプレー後はきちんと乾燥させること、そしてそのステップを2~3回繰り返すことで、より綺麗な仕上がりになりますよ。
ストーンアートを長く楽しむためのコツですね!
子どもも楽しめるストーンアートの簡単な作り方や材料のまとめ
ストーンアートは、クリエーションの過程だけでなく、後からの遊び心あるアプローチでさまざまな楽しみ方ができる魅力的なアートです。
日々の生活の中で使えるアイテムとして活用することも、リアルに見える撮影アングルで写真を撮るのも面白いですね。
さらに、このアートを世界で唯一無二のギフトとして贈るのも心温まるアイディアです。
必要なものは石とアクリルガッシュと筆だけ。
あなたの好きなようにストーンアートを楽しんでくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。