プラスチック容器は日常的に便利なアイテムですが、蓋が固くなって開かなくなることがあります。
特に、電子レンジで加熱した後や食品の残りが乾いてしまった場合に起こりやすいこのトラブルは、誰しも一度は経験したことがあるでしょう。
蓋が開かないとイライラすることもありますが、実は簡単な方法で解決できることが多いのです。
本記事では、蓋が開かない原因とその対処法を7つの裏技としてご紹介します。
プラスチック容器の蓋が開かない原因とは?
日常的に使うプラスチック容器ですが、蓋が固くなって開かなくなることはよくありますよね。
この問題の原因は、主に「気圧の変化」と「蓋と容器の間に物が挟まること」が関係しています。
気圧の変化による蓋の固着
例えば、電子レンジでプラスチック容器を加熱すると、内部の水分が蒸発して容器内の気圧が一時的に上昇します。
しかし、加熱が終わり温度が下がると、水蒸気が水に戻り、容器内の気圧が急激に低下。
この時、外部の空気が蓋を強く押し付けるため、蓋が非常に開けにくくなります。
蓋と容器の間に物が挟まること
もう一つの原因は、蓋をする際に中の食品や液体が容器の縁にこぼれ、それが乾いて固まることで蓋が閉じたままになることです。
このような状態になると、時間が経つにつれて蓋が密着し、開けるのがますます難しくなります。
蓋を閉じるときの少しの気遣いで楽に蓋を開けられるなら、ここで気をつけておきたいですね。
蓋が開かないときに試すべき7つの裏技
蓋が開かなくなったときに試せるテクニックを7つ紹介します。
ゴム手袋で滑り止め効果を活用
滑りやすい蓋を開けるときは、ゴム手袋やゴムバンドを使うと便利です。
ゴム素材がしっかりとグリップを提供してくれるので、力を効率的に伝えられ、簡単に開けられます。
電子レンジで軽く加熱
気圧の変動で蓋が固くなっている場合、電子レンジで軽く加熱すると内部の圧力が調整され、蓋が開けやすくなります。
ただし、加熱しすぎると容器が非常に熱くなるので、キッチンミトンなどを使ってやけどに注意しましょう。
お湯をかけて蓋を緩める
蓋が開かないときは、蓋の周りにお湯をかけてみましょう。
お湯の熱でプラスチックがわずかに膨張し、隙間ができて蓋が開きやすくなります。
お湯をかけた後は、タオルや鍋つかみを使って安全に蓋を開けてください。
容器を軽く変形させる
プラスチック容器の場合、両手で容器を軽く押しつぶして形を変えることで、隙間ができて蓋が開きやすくなることがあります。
特に気圧が原因で蓋が固くなっている場合、この方法で空気を取り込むと効果的です。
温水に浸ける
蓋が頑固に閉じている場合は、蓋全体を温水に浸してみましょう。
もし容器を直接浸すのが難しい場合は、温水に浸したタオルを蓋に巻きつけると良いです。
この方法でも蓋が緩みやすくなります。
ヘアドライヤーで蓋を温める
お湯を使いたくないときは、ヘアドライヤーを使って蓋を温めるのも手です。
蓋の部分を約30秒ほど温めることでプラスチックが柔らかくなり、開けやすくなります。
ただし、蓋が熱くなるので、タオルなどで覆ってから開けるようにしましょう。
ガムテープでグリップを作る
蓋を回して開けるタイプの容器には、ガムテープを使ってグリップを作る方法が有効です。
ガムテープを蓋の周りにしっかり貼り付け、テープを引っ張ることで蓋を回しやすくなります。
蓋が固くならないための予防策
固くなった蓋を無理やり開けるのは大変です。そこで、事前に蓋が固くなるのを防ぐ方法も押さえておきましょう。
容器の縁を清潔に保つ
蓋を閉める前に、容器の縁をきれいに拭き取っておくと、後で蓋が固くなる問題を防ぎやすくなります。
食べ物や液体が蓋と容器の間に挟まらないよう注意しましょう。
電子レンジ使用時の注意
電子レンジを使う際は、蓋を完全に閉じないか、少し開けた状態で加熱することをおすすめします。
これにより、気圧の変動を最小限に抑え、蓋が固着するのを防ぐことができます。
適切な加熱時間を守る
容器を加熱する際は、長時間の過熱を避け、必要に応じて少しずつ追加加熱するようにしましょう。
これによって、内部の蒸気が蓋を固くするのを防ぐだけでなく、食品の水分を保ちながら調理できます。
まとめ
プラスチック容器の蓋が開かないときは、焦らずに今回紹介した7つの方法を試してみてください。
さらに、日常的に蓋が固くならないように、予防策を実践することも大切です。
正しい使い方を心がければ、プラスチック容器の蓋トラブルに悩まされることも少なくなるでしょう。
もしプラスチックの蓋が開かないということになってしまったら、これらの方法を試してみてくださいね。