2024年の島根県の紅葉の見頃と種類をご紹介します。
奥出雲おろちループ(仁多郡奥出雲町)
奥出雲おろちループの見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:ナナカマド、ハゼ、モミジ
「ヤマタノオロチ」を思わせるような螺旋形状の大型二重ループ橋が、国道314号の坂根から三井野原まで広がっています。
11の異なるサイズの橋と3つのトンネルから成るこの特別なルートは、「蛇のループ道」などとも称されます。
その道からの秋の風景は、黄色、赤、緑、オレンジといった豊かな色調で彩られます。
通常、10月末にはモミジやナナカマドが色づき始め、11月初旬が最も美しい時期です。
ループの近辺には、地域の名産品を取り扱う休憩施設もあり、さらにその向かいには、ニューヨークを中心に名を馳せた故下田治氏のアート作品が展示されている美術館も存在し、入場は無料です。
この特別な橋を車で走りながら、壮大な秋の風景を身近に感じることができます。
美しいコントラストを持つ針葉樹と秋の葉が共演する光景は、圧巻の一言ですよ。
アクセス
電車
- JR木次線三井野原駅から徒歩20分
車
- 中国自動車道東城ICから約45分
足立美術館(安来市)
足立美術館の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜12月上旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜12月上旬
- 紅葉の種類:モミジ、ドウダンツツジ、その他
約5万坪の広さを持つ美しい日本庭園が建物の周囲に広がっており、アメリカの専門誌で実施される庭園の評価で、20年続けてトップの評価を受けています。
この場所には、現代と近代の日本美術、特に陶芸の作品が約2000点収蔵されており、横山大観の数々の作品が特に際立っています。
この庭園は周囲の山々を取り入れた借景が見事で、秋には庭内のモミジやドウダンツツジが鮮やかな色彩で彩られ、訪れる者を魅了します。
アクセス
電車
- JR安来駅から無料シャトルバスで約20分
車
- 山陰自動車道安来ICから約10分
由志園(松江市)
由志園の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜12月中旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜12月中旬
- 紅葉の種類:モミジ
4万平方メートルを超える広さを誇る山陰エリアでもトップクラスの日本庭園は、黒松や築山、そして池を組み合わせた出雲風の自然空間として知られています。
秋には園内が紅葉で覆われ、イロハモミジやドウダンツツジの300本以上の木々が鮮やかに色づ来ます。
池に映る紅葉の反射は圧巻で、夜にはライトアップでさらに美しく照らし出されます。
アクセス
車
- 山陰自動車道西尾ICから約12分
櫻井家住宅・日本庭園(仁多郡奥出雲町)
櫻井家住宅・日本庭園の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:イロハモミジ、ヤマモミジ
櫻井の家は、島根県の奥出雲町に位置し、歴史的な武将、塙団右衛門の子孫が住んでいる家です。
かつて、松江の藩主をもてなすために、1803年に造られた伝統的な日本の庭園が広がっています。
この庭園には、松平不昧公が名付けた「岩浪」という高さ15mの滝が流れ、その美しい光景は数多くの訪問者を魅了しています。
秋には、10月の終わりから11月の中旬まで、モミジが美しい色づきを見せ、最も見事な紅葉を楽しむことができる時期です。
また、櫻井の庭の向かい側の河畔の庭には、京都から取り寄せたイロハモミジが、鮮やかな紅葉を披露しています。
アクセス
電車
- JR木次線出雲三成駅からタクシーで約20分
車
- 尾道松江線高野ICから約20分
鬼の舌震(仁多郡奥出雲町)
鬼の舌震の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:モミジ、ハゼ、ナラ
鬼の舌震は、島根県に位置する斐伊川の支流、大馬木川が作り出した約2kmのV字型の峡谷で、花崗岩の浸食や崩れによってできたものです。
年間を通じてその美しさを披露し、1927年に国の名勝及び天然記念物として認められました。
断崖絶壁や、谷の底の巨大な岩と川の流れによる特別な地形が独特の風景を醸し出します。
秋の10月末から11月初旬にかけて、モミジの葉が赤くなり、この峡谷の中で特に美しい景色となります。
また、高さ45m、長さ160mの「舌震の“恋“吊橋」を渡ると、空中からの紅葉の景色を満喫することができます。
アクセス
電車
- JR木次線出雲三成駅からタクシーで約10分
車
- 尾道松江線やまなみ街道高野ICから約45分
- 中国道東城ICから約70分
匹見峡(益田市)
匹見峡の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:ナラ、クリ、カエデ、ケヤキ、ブナ
島根県の西中国山地に位置する国定公園、匹見峡は、色鮮やかな峡谷の美しさと大自然の中でのひとときを楽しむことができる場所です。
特に秋の色づく時期は、10月末から11月中旬にかけてが最も見事ですよ。
この地域には様々な施設も整っており、匹見峡レストパークでのキャンプやコテージ宿泊、スポーツ好きには匹見中央公園の球技場やグランドゴルフ場、さらには匹見ウッドパークでの自然学習や、リラックスタイムには匹見峡温泉も利用できます。
匹見峡は、西中国山地の足元に広がり、緑豊かな広葉樹の森や清らかな湧水が流れる、自然に恵まれた地として知られています。
アクセス
電車
- JR益田駅からバスで約80分、匹見峡温泉停留所下車徒歩30分
車
- 中国自動車道戸河内ICから約60分
かみくの桃源郷(雲南市)
かみくの桃源郷の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:モミジ、ハナモモ、サクラ、クリ、イチョウ
緑豊かな大自然の中で、川での遊びやコテージ滞在、キャンプ、BBQなどのアクティビティが堪能できるエンターテインメント施設です。
紅葉の季節は通常10月中旬から始まり、10月末から11月末までが最高の時期となります。
かみくの楽園は、伝説によればかつて仙人が住んでいたとされる、清らかな川に囲まれた自然あふれる地で、秋にはモミジやギンナンなどの鮮やかな紅葉を楽しむことができます。
アクセス
電車
- JR出雲大東駅からタクシーで約25分
車
- 松江自動車道三刀屋木次ICから約30分
絲原記念館 庭園(仁多郡奥出雲町)
絲原記念館 庭園の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:モミジ
島根県に位置する、400年以上の歴史をもつ奥出雲の由緒ある家「絲原家」が保有する歴史的資料や工芸品を公開する展示施設です。
江戸の終わりから庭造りが開始され、明治の中頃には完成を迎えた美しい庭が特徴です。
特に、秋には華やかな紅葉が一層の魅力となり、多種の樹木が庭を紅く彩ります。
通常、紅葉のハイライトは10月末から11月半ばです。
また、奥出雲の自然を感じられる300種以上の山野草が点在する散歩道「洗心乃路」で、四季折々の風情を体感できます。
アクセス
電車
- JR出雲三成駅からバスまたはタクシーで約7分
車
- 松江自動車道木次三刀屋ICから約40分
- 高野ICから約50分
- 中国自動車道東城ICから約75分
県立自然公園 八重滝(雲南市)
県立自然公園 八重滝の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月上旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月上旬
- 紅葉の種類:モミジ、カエデ
「龍頭八重滝」として知られ、日本の滝の名所100に数えられる場所です。
約1.5kmに渡り、多様な8つの滝が続きます。
その周囲に展開する遊歩道の森は、通常10月末から11月半ば頃にかけての木々、特にモミジやカエデがきれいに紅葉します。
せせらぎの音を楽しみながら、のんびりとした紅葉の散策が可能ですよ。
ただし、2つのルートのうちの1つは落石のリスクがあるため、現在は閉鎖されているが、全ての滝は観覧できます。
8つの滝を巡りながら、川沿いの美しい紅葉を鑑賞するのは最高の体験ですよ。
アクセス
電車
- JR木次駅からタクシーで約40分
車
- 松江自動車道三刀屋木次ICから約35分
- 吉田掛合ICから約20分
旧堀氏庭園(鹿足郡津和野町)
旧堀氏庭園の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:イロハカエデ、イロハモミジ、イチョウ
堀家が銅山の成功を背景に造成した庭園で、4つの異なる風景を持つ庭園が存在します。
秋には、裏山を景観に含んだ楽山荘庭園内のイロハモミジが綺麗に紅葉し、その美しい風景を鑑賞できます。
通常、10月中旬から始まる紅葉の色づきは、10月末から11月中旬にピークを迎えます。
アクセス
電車
- JR津和野駅からバスで堀庭園停留所下車すぐ、またはタクシーで約20分
車
- 中国自動車道六日市ICから約65分