2023年の埼玉県の紅葉の見頃と人気スポットをご紹介します。
国営武蔵丘陵森林公園(比企郡滑川町)
国営武蔵丘陵森林公園の見頃と種類
- 例年の見頃：11月中旬〜11月下旬
- 2023年の見頃：11月下旬〜12月上旬
- 紅葉の種類：オオモミジ、イロハモミジ、ハウチワカエデ、イタヤカエデ、トウカエデ
都心から少し離れた、東京ドーム65倍の広さを持つ緑豊かな国営武蔵の森公園。
ここでは、さまざまな場所で紅葉の美しさを目の当たりにできます。
特に、20種のカエデが500本以上植えられているエリアは、11月半ばから終わり頃が最も色鮮やかです。
さらに、2023年11月11日から26日の夜、公園中央部でイベント「紅葉見ナイト（もみじみないと）」が開催されます。
カエデの美しい風景と一緒に、音楽とライトアップのショーが観覧できます。
公園の駅とこのエリア間の移動にはシャトルバスも利用可能(有料)。 「紅葉見ナイト」では、竹や伐採された木材を使ったアート作品や、足元を照らす芸術的なランタンなどが展示されます。
都会の喧騒とは異なる、独特の雰囲気を楽しむことができますよ。
ただし、悪天候の場合は中止となります。
アクセス
電車
- 東武東上線森林公園駅から立正大学行きまたは熊谷駅南口行きバスで滑川中学校下車、徒歩5分
車
- 関越自動車道東松山ICから約10分
嵐山渓谷(比企郡嵐山町)
嵐山渓谷の見頃と種類
- 例年の見頃：11月下旬〜12月上旬
- 2023年の見頃：12月上旬〜12月中旬
- 紅葉の種類：モミジ、コナラ、クヌギ、サクラ
岩と清らかな槻川、周辺の豊かな自然が作り出す美しい風景の嵐山渓谷。
かつて、日本の初代の林学者・本多静六博士がこの地を訪れ、京都の有名な嵐山との類似点を指摘して「武蔵の嵐山」と名付けたことから、現在の名前がつきました。
主な観光ポイントは、大きな石を使って槻川を渡るエリアや、展望台から詩人与謝野晶子の碑への散策路です。
秋になると、周囲の樹木が鮮やかな紅葉を見せ、その美しさが川面に映し出されます。
良い時期に訪れると、与謝野晶子の碑を過ぎるとススキの風景も堪能できます。
2023年11月18日から12月3日まで、嵐山渓谷で紅葉フェスティバルが開かれ、特に11月25日と26日にはバーベキューエリアで特別なイベントが予定されています。
フェスティバルの詳細は公式ページを参照してください。
アクセス
電車
- 東武鉄道武蔵嵐山駅西口からバス(せせらぎバスセンター(と02系)行き)で約10分、休養地入口停留所下車徒歩15分
車
- 関越自動車道 東松山ICまたは嵐山小川ICから約15分(嵐山渓谷バーベキュー場駐車場)
長瀞(ながとろ)(秩父郡長瀞町)
長瀞の見頃と種類
- 例年の見頃：11月上旬〜11月下旬
- 2023年の見頃：11月中旬〜12月上旬
- 紅葉の種類：クヌギ、モミジ、ナラ
長瀞町を縦断する荒川沿いで、舟を使って川を進むことで、モミジやクヌギ、ナラなどの秋の彩りを堪能できます。
その中でも、500mに渡る岩の連なりである岩畳は、国の名勝や天然記念物にも認定されています。
特に紅葉の時期にはその美しさが際立ち、11月の初旬から終旬が最も良い時期です。
長瀞町には多くの観光スポットがあり、列車や船、ロープウェイを使って、ゆっくりとした気持ちでその美しさを味わうことができますよ。
アクセス
電車
- 秩父鉄道長瀞駅から徒歩5分
車
- 関越自動車道花園ICから国道140号経由約30分 ※町内一部交通規制あり。紅葉期間中は混雑、渋滞の場合あり
秩父ミューズパークのイチョウ(秩父市)
秩父ミューズパークの見頃と種類
- 例年の見頃：10月下旬〜11月下旬
- 2023年の見頃：11月上旬〜12月上旬
- 紅葉の種類：イチョウ、モミジ、カツラ
秩父ミューズパークは埼玉県秩父市に位置し、そのスカイロード(約3km)の側面には、500本近いイチョウの木々が連なっており、10月の終わりから11月初めにかけて美しい黄葉が楽しめます。
さらに、公園内のせせらぎ広場には、鮮烈な赤色に変わるカエデの木が立ち並びます。
公園内をゆっくり歩いたり、スカイトレインでその景色を一望したりして、秋の美しさを体感できますよ。
イチョウの木々の下では、きらきらと光る黄色の葉っぱが絨毯のように広がり、上を見上げると、青い空とイチョウの葉が織りなす壮観な景色が広がっています。
アクセス
電車
- 西武秩父線西武秩父駅から西武バスでミューズパーク中央停留所下車
車
- 関越自動車道花園ICから約50分
有間渓谷(飯能市)
有間渓谷の見頃と種類
- 例年の見頃：11月上旬〜11月下旬
- 2023年の見頃：11月中旬〜12月上旬
- 紅葉の種類：モミジ、カエデ
秩父市と飯能市に挟まれている名栗地区に位置するダムの湖、名栗湖は、自然に囲まれた素晴らしい景観を持つスポットです。
周囲を巡る道が完備されており、湖でのカヌーや釣りを体験することができます。
さらに、この湖の上流に広がる有間渓谷は、秋の季節になると、紅葉の美しさと清らかな川の組み合わせで絶景を作り出します。
特に11月の初旬から終旬にかけては、モミジやカエデ、桜などの樹木が華やかな色に変わり、湖の辺りが見頃を迎えます。
湖の水面に反射する色鮮やかな木々の姿は圧巻で、その景色を満喫した後には、日帰りで楽しめる温泉「さわらびの湯」やレイクサイドの休憩施設「テラス名栗湖」、北欧の文化を感じることができる施設「ノーラ名栗」などで、一息つくこともおすすめですよ。
アクセス
電車
- 西武鉄道飯能駅から国際興業バス(名栗方面行き)で約40分、河又名栗湖入口またはさわらびの湯停留所下車、名栗湖経由で徒歩50分
車
- 首都圏中央連絡自動車道狭山日高ICから約50分
東郷公園 秩父御嶽神社(飯能市)
東郷公園 秩父御嶽神社の見頃と種類
- 例年の見頃：11月中旬〜11月下旬
- 2023年の見頃：11月下旬〜12月上旬
- 紅葉の種類：モミジ、カエデ、イチョウ
秩父御嶽神社の敷地は、著名な東郷平八郎元帥とのつながりが深い奥武蔵の公園として知られます。
この公園には、日露戦争からの遺品や後に海軍省から寄贈された品々が多数保存されており、太平洋戦争の困難を乗り越えて今日まで受け継がれています。
秋になると、モミジが燃えるような赤色に変わり、11月の中頃から12月の初めにかけては、公園全体で紅葉が最も美しい時期となります。
2023年11月26日(日)には、紅葉を楽しむイベント「もみじまつり」が予定されています。
特に、東郷元帥の銅像の周囲の紅葉は目を引く美しさで、元帥を中心に真紅に輝く光景が広がります。
さらに、2023年11月15日(水)から30日(木)までの間、夜間のライトアップも実施され、幻想的な景色を楽しむことができますよ。
アクセス
電車
- 西武鉄道吾野駅から徒歩20分
車
- 首都圏中央連絡自動車道狭山日高ICから約35分
鳥居観音(飯能市)
鳥居観音の見頃と種類
- 例年の見頃：11月上旬〜11月下旬
- 2023年の見頃：11月中旬〜12月上旬
- 紅葉の種類：モミジ、ドウダンツツジ
埼玉の人気観光スポットとして知られ、西遊記に登場する「玄奘三蔵法師霊骨」が安置されている場所があります。
広さは約30万平方メートルで、東京ドーム約6.5倍の敷地に、平沼彌太郎氏（別名・平沼桐江）が30年以上の年月を費やして造り上げた数々の建築物が立ち並んでいます。
秋のシーズンには、山の美麗な紅葉とともにその景観を堪能することができ、特に10月末から11月中旬はモミジが鮮やかに変色します。
紅葉の赤と、白い観音像の対比が印象的で、景色をより一層引き立てています。
軽めのハイキングコースも設定されており、歩きながらの散歩も推奨されています。
アクセス
電車
- 西武電鉄飯能駅からバスで約40分 連慶橋停留所下車、徒歩5分
車
- 首都圏中央連絡自動車道青梅ICから岩蔵街道・成木街道経由約30分
城峯公園(児玉郡神川町)
城峯公園の見頃と種類
- 例年の見頃：11月上旬〜11月下旬
- 2023年の見頃：11月中旬〜12月上旬
- 紅葉の種類：モミジ
埼玉県内の高さ500mの展望地点から神流湖を眺めることができる城峯公園は、特に秋の景色が壮観で、11月の初旬から末までが最も色鮮やかな季節とされます。
さらに、10月の終わりから12月初めにかけて、淡いピンク色の冬桜の花が咲き誇り、紅葉との組み合わせが幻想的な風景を作り出しますよ。
2023年の10月29日(日)には、この冬桜を祝うイベントも予定されています。
11月の間、この公園では紅葉と冬桜の同時期の咲き誇りが待ち受けています。
アクセス
電車
- JR高崎線本庄駅から朝日バスで終点神泉総合支所下車乗り換え、神川町営バスで城峯公園下車すぐ合計約70分
車
- 関越自動車道本庄児玉ICから約45分
黒山三滝(入間郡越生町)
黒山三滝の見頃と種類
- 例年の見頃：11月下旬〜12月上旬
- 2023年の見頃：12月上旬〜12月中旬
- 紅葉の種類：モミジ
「黒山三滝」として知られる場所には、越辺川の一部を形成する三滝川に存在する、二段階の男滝と女滝、さらに少し下流に位置する天狗滝という3つの滝があります。
この地域は日本の観光スポットとして高く評価され、一年を通して四季の風情が楽しめます。
特に11月の終わり頃になると、紅葉が美しくなり、それをバックに滝を訪れることができます。
男滝と女滝の直下に位置する夫婦橋から、滝を仰ぐ姿と紅葉の景色は、息をのむような美しさを持っています。
アクセス
電車
- 東武越生線・JR越生駅からバスで約25分、終点下車徒歩15分
車
- 関越自動車道鶴ヶ島ICから約40分
- 関越自動車道坂戸西IC(スマートインター)から35分
中津峡(秩父市)
中津峡の見頃と種類
- 例年の見頃：10月下旬〜11月中旬
- 2023年の見頃：11月上旬〜11月下旬
- 紅葉の種類：カエデ、ナナカマド、ウルシ、ブナ、モミジ
埼玉県の秩父市に位置する中津峡は、武信の国境を形成する十文字峠から始まる中津川が、南天山と白泰山の間の狭い部分を流れ、深い渓谷を作っています。
特に大滑地区から中津川エリアの約10kmの範囲は、県により景観の価値が認められています。
高さ100mを超える断崖絶壁も存在し、春の新緑や秋の紅葉のシーズンには、奥秩父の中でも特に絶景と評価されます。
紅葉のピークは10月の終わりから11月中旬にかけてで、カエデやナナカマド、ブナ、ツツジなどが美しく色づきます。
県道の中津川三峰口ルートを進むと、特に女郎モミジなどの名所が点在し、観光のハイライトとなります。
アクセス
電車
- 秩父鉄道三峰口駅から西武観光バス(中津川行き)で約50分、相原橋下車すぐ※大滑バス停付近の土砂崩れのため、川又～中津川間の路線バスは当面運休になります(2023年9月現在)
車
- 関越自動車道花園ICから国道140号経由で約90分
- 中央自動車道勝沼ICから国道140号経由で約60分
