2024年の栃木県の紅葉の見頃と人気スポットをご紹介します。
日光(いろは坂・華厳滝)(日光市)
日光(いろは坂・華厳滝)の見頃と種類
- 例年の見頃:10月上旬〜10月下旬
- 2024年の見頃:10月上旬〜10月下旬
- 紅葉の種類:カエデ、ツツジ、ヤマザクラ、ミズナラ、ハンノキ
日光市街、中禅寺湖、そして奥日光を繋ぐ約16kmの山々の間の道路は、日本の道100選にも選ばれています。
下りと上りそれぞれに専用の「いろは坂」があり、両方を合わせると48の曲がり角が待ち受けています。
車の中からも、山の麓に広がる秋の紅葉の美しさを堪能できますよ。
さらに、この道路は約440mの高低差があるため、紅葉が徐々に下っていくさまは壮観です。
黒髪平や明智平からは、関東平野の大展望が楽しめます。
明智平からはロープウェイを利用して展望地へ行けば、男体山や中禅寺湖の景色が広がります。
この「いろは坂」を車で走行すると、始点から終点までの秋の美しさを感じることができます。
さらに、日本三大名瀑の一つ、「華厳滝」に立ち寄れば、力強い滝と共に紅葉の魅力を感じられます。
特に、10月中旬から11月初旬の紅葉のピーク時は、赤、黄、オレンジのグラデーションで道を彩るドライブが期待できますよ。
アクセス
電車
- JR日光線日光駅から東武バス(約25分)でいろは坂の入口、そこからバス(約15分)で明智平停留所下車 ※明智平からは明智平ロープウェイを利用可能
車
- 日光宇都宮道路清滝ICから奥日光方面へ約20分 ※見頃の時期は渋滞が発生するため、バスの運行時間が遅れる可能性もあります。時間に余裕を持ってお出かけいただくことをおすすめします。
那須高原「茶臼岳」(那須町)
那須高原「茶臼岳」の見頃と種類
- 例年の見頃:9月下旬〜10月下旬
- 2024年の見頃:9月下旬〜10月下旬
- 紅葉の種類:ナナカマド、ドウダンツツジ、モミジ
那須の連なる山々、特に茶臼岳や朝日岳、三本槍岳を中心に、紅葉の時期にはナナカマドやダケカンバが色鮮やかに彩ります。
通常、9月中旬から先行して色変わりを始め、9月終わりから10月初めにかけてその美しさが最高潮に達します。
茶臼岳の9合目からの那須ロープウェイの終点駅を出発して、約30分のトレッキングを楽しむと、赤く彩られた山の風景が広がります。
さらに、40分程度歩いた地点の姥ヶ平では、紅葉の美しさが背後の茶臼岳と相まって、壮観な眺めを作り出します。
ロープウェイの終点からの約1時間のハイキングを経て、姥ヶ平での紅葉の全景は見る者を魅了します。
紅葉鑑賞の後には、近隣の温泉で疲れを癒すのが一押しです。
茶臼岳の麓には那須や大丸、北のエリアに温泉施設が点在しており、多くが日帰り入浴を提供していますが、営業日や利用時間には制約があるので事前に確認が必要です。
アクセス
電車
- JR黒磯駅からバスで那須ロープウェイ山麓駅下車、徒歩すぐ
車
- 東北自動車道那須ICから約30分
塩原渓谷(那須塩原市)
塩原渓谷の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:モミジ、カエデ
那須塩原市、栃木県に位置する箒川の沿いには、さまざまな源泉を持つ温泉地が連なっており、「塩原11湯」として知られています。
塩原の物語りの場の背後に位置する赤い吊り橋の近くは、秋が深まると紅葉で一面が赤く彩られます。
箒川の流れる渓谷と紅葉が絶妙に融合する風景が人々を引きつけています。
その地には、訪れる人々のための歩道が作られ、自然に囲まれたハイキングルートも用意されています。
特に、「回顧の道」や、箒川ダムを眺めながらの「やしおの道」は紅葉のシーズンには特に人気ですね。
年によっては、10月中頃から多種の樹木が次々と色づき始め、10月の終わりから11月中旬にかけては、鮮やかな赤や他の色彩で覆われる期間が最も見ごたえがありますよ。
アクセス
電車
- JR那須塩原駅からバスで約60分、塩原温泉バスターミナル下車
車
- 東北自動車道西那須野塩原ICから国道400号経由で約25分
日光(中禅寺湖)(日光市)
日光(中禅寺湖)の見頃と種類
- 例年の見頃:10月中旬〜11月上旬
- 2024年の見頃:10月中旬〜11月上旬
- 紅葉の種類:カエデ、ミズナラ、カツラ、シラカバ、カラマツ
日光の深部に広がる中禅寺湖は、標高1269mで日光国立公園の主要な観光地の一つとして知られています。
この湖は、約2万年前の男体山の噴火活動により形成されたとされており、その際に流れた溶岩が谷を塞いで湖となりました。
湖の周りには、カエデやミズナラ、カツラなどの木々が生い茂り、彼らの鮮やかな赤や黄色の葉が湖の水面に映る姿は圧巻です。
湖岸を歩きながらの紅葉狩りも良いが、湖上から遊覧船でゆっくりと景色を堪能するのも一つの楽しみですね。
また、湖の近くには日光二荒山神社の中宮祠や英国・イタリアの大使館別荘記念公園なども点在しており、歴史や文化と紅葉のコラボレーションも楽しむことができます。
湖上のクルーズ、湖岸の散策、展望台からの大規模な眺めなど、多彩な方法でこの地を楽しむことができ、訪問者を何度でも魅了する名所となっています。
アクセス
電車
- JR日光駅・東武日光駅から東武バス(中禅寺温泉または湯元温泉行き)で約50分、中禅寺温泉下車徒歩すぐ
車
- 日光宇都宮道路清滝ICから約20分 ※見頃の時期は渋滞が発生するため、バスの運行時間が遅れる可能性もあります。時間に余裕を持ってお出かけいただくことをおすすめします。
龍王峡(日光市)
龍王峡の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:ブナ、ナラ、ツツジ、モミジ
鬼怒川温泉と川治温泉のほぼ中心にある美しい鬼怒川の渓谷地帯は、巨大な岩と清流の美しい風景から龍のように見えるため、そのような名前がつけられました。
このエリアは「水と岩の自然公園」とも称され、鬼怒川の流れと奇岩の美しさが調和し、秋の紅葉の季節にはその魅力が増しています。
龍王峡駅から少し歩くと、川沿いの自然を探索するための歩道にアクセスし、モミジやツツジ、ブナ、ナラなどの美しい樹木の色のコントラストを楽しむことができますよ。
また、龍王峡駅から歩いて10分ほどで到着する「虹見の滝」は、特に秋の紅葉シーズンにおすすめのスポットであり、滝と岩、そして鬼怒川の水面に映る紅葉が織り成す風景は見逃せません。
アクセス
電車
- 野岩鉄道会津鬼怒川線龍王峡駅から徒歩すぐ
車
- 日光宇都宮道路今市ICから約40分
日光(竜頭ノ滝)(日光市)
日光(竜頭ノ滝)の見頃と種類
- 例年の見頃:9月下旬〜10月中旬
- 2024年の見頃:9月下旬〜10月中旬
- 紅葉の種類:トウゴクミツバツツジ、ナナカマド、カエデ、ミズナラ、カラマツ
湯滝から流れてきて奥日光戦場ヶ原を横切る湯川が、中禅寺湖へ到達する直前の場所に位置する滝です。
この滝は、男体山の噴火の結果できた約10mの幅を持つ階段状の岩を力強く下る姿が印象的です。
滝の中心部は大きな岩で分けられており、その形状が龍の頭を思わせるため、そう名付けられました。
長さ210mにわたる滝の周囲は鮮やかな紅葉のモミジやシナノキに囲まれ、写真撮影のスポットとしても注目されています。
この滝を観瀑台から見ると、紅葉で彩られた滝つぼの美しさが際立ちます。
さらに、観瀑台の近くにはお土産屋やレストランも点在しています。
アクセス
電車
- JR日光駅・東武日光駅から湯元温泉行き東武バスで約60分、竜頭の滝下車徒歩2分
車
- 日光宇都宮道路清滝ICから約30分
太平山(栃木市)
太平山の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜12月上旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜12月上旬
- 紅葉の種類:モミジ、カエデ
蔵の街の栃木市から西側へおおよそ5kmの位置にある太平山は、山頂に近い謙信平の鮮やかに染まるモミジが非常に魅力的で、多くの観光客に愛される紅葉のスポットとなっています。
この平からは関東の広大な平野や秩父の山々を一望でき、霧に包まれた周囲の山々の風景は「陸の松島」とも称されます。
晴れた秋の日には、遠くに聳える富士山の姿も捉えることができます。
通常、11月の中旬から終わりにかけてが紅葉のピークで、鮮やかな赤や黄色の葉が楽しめます。
紅葉の季節になると、山全体が紅葉と緑の常緑樹によって色鮮やかに装われ、そのコントラストが更なる美しさを引き出します。
アクセス
電車
- 東武・JR栃木駅から関東バス(倭町経由国学院行き)で約15分、国学院前停留所下車
車
- 東北自動車道栃木ICから約15分
日光(東照宮・輪王寺・二荒山神社)(日光市)
日光(東照宮・輪王寺・二荒山神社)の見頃と種類
- 例年の見頃:11月上旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月上旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:カエデ、モミジ
1999年に、日光東照宮や日光山輪王寺、日光二荒山神社を含む歴史的建造物とその付近の風景が「日光の聖地」として世界遺産に認定されました。
11月の初旬から中旬にかけては、この地域で鮮やかな紅葉の美しさに触れることができます。
古き良き歴史的建築と、そのまわりの紅葉が合わさって、深い情緒を持った景観を作り出しており、のんびりとした散歩を満喫できますよ。
アクセス
電車
- JR日光駅・東武日光駅から東武バスで約10分 神橋下車徒歩5分
車
- 日光宇都宮道路日光ICから国道119号経由で約10分
落石(那須烏山市)
落石の見頃と種類
- 例年の見頃:11月上旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:11月上旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:ケヤキ、モミジ、イヌシデ、クヌギ
那珂川落石は栃木県の名勝地で、「関東地方の答えの嵐山」とも称されます。
毎年11月初めから終わりにかけて、那珂川沿いのモミジやケヤキの木々が色づき、新しい橋と古い橋のコンビネーションが観光客の目を引きつけます。
2000年に完成した烏山大橋からは、山の美しい紅葉と那珂川の美しい景色が一目で楽しめる場所として評価されています。
また、1937年に建設された境橋は、土木学会から土木の遺産としての評価を受けています。
この橋からの風景と、紅葉に彩られた山々の景色は圧巻ですよ。
那珂川の紅葉シーズンには、もう一つの注目点があります。
それは、サケの上流への遡上で、時期が合致すれば、鮮やかな紅葉と共に泳ぐサケの動きを見ることができるところです。
アクセス
電車
- JR烏山駅からタクシーで約10分
車
- 北関東自動車道宇都宮上三川ICから約50分