2024年の和歌山県の紅葉の見頃と人気スポットをご紹介します。
高野山(伊都郡高野町)
高野山の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月上旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月上旬
- 紅葉の種類:モミジ、イチョウ
平安時代の初期、弘法大師が設立した宗教の重要な場所です。
高野山は、全域が総本山金剛峯寺のような大規模な寺院として捉えられ、どこも神聖な空間となっています。
その中心には金堂が位置し、その周囲には117の小寺があり、51の寺が宿泊施設として機能しています。
毎年、10月の終わりから11月初旬にかけて、金剛峯寺と壇上伽藍を繋ぐ蛇腹路で、綺麗な紅葉の通路が訪れる人々を迎えます。
また、10月初めから11月中旬の夕方17:30には、蛇腹路で紅葉が光で照らされる特別な時間が設けられています。
アクセス
電車
- 南海高野線極楽橋駅から南海高野山ケーブルで高野山駅下車、南海りんかんバスで金剛峯寺前停留所下車、徒歩すぐ
車
- 京奈和自動車道紀北かつらぎICから約45分
高野龍神スカイライン(田辺市)
高野龍神スカイラインの見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月上旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月上旬
- 紅葉の種類:ブナ、ミズナラ、モミジ、サワグルミ、ツツジ
「紀州の屋根」として知られる和歌山県の護摩壇山の斜面や五百原渓谷を走る高野龍神スカイライン(国道371号線)は見事な自然が広がっています。
この護摩壇山は、年に一度、10月末から11月初めにかけて、様々な木の葉が赤や黄色に変わり、山が鮮やかに彩られます。
頂上近くには見晴らしの良いスポットもあり、その壮大な景色の中で、美しい紅葉を堪能できますよ。
天気が良い日には、ごまさんスカイタワーの展望所から、遠くの山々や四国までの景色を一望できます。
このルートには、ちょっと休憩したり、自然を観察するためのポイントも点在しており、多種多様な紅葉を楽しむことができます。
アクセス
車
- (高野山側スカイライン入口)京奈和自動車道かつらぎ西ICから国道480号経由約80分
- (龍神村側スカイライン入口)阪和自動車道有田ICから約120分または南紀田辺ICから約90分
紅葉渓庭園(和歌山市)
紅葉渓庭園の見頃と種類
- 例年の見頃:11月下旬〜12月上旬
- 2024年の見頃:11月下旬〜12月上旬
- 紅葉の種類:イロハモミジ
西之丸庭園、または一般的に「紅葉渓庭園」として知られる場所は、8217平方メートルの広さを誇る古い大名の庭で、江戸時代の初めに設計されたものです。
その名の通り、秋の時期は特に息をのむような景観を提供します。
通常、11月の終わりから12月初めにかけて、池に反映する紅葉などの風景が最高になります。
池の周りの鳶魚閣や、池の真ん中に位置する船の形を模した石など、庭園の雰囲気をより一層引き立てる要素が点在しています。
庭園の中には紅松庵という茶室もあり、そこで抹茶(470円でお菓子付き)を味わうことができますよ。
朝の9:00頃の開園直後は、ゆったりとした散策が可能で、特におすすめの時間帯です。
アクセス
電車
- 南海電鉄和歌山市駅から徒歩10分またはバスで市役所前停留所下車すぐ
- JR和歌山駅からバス(約10分)で市役所前停留所下車、徒歩すぐ
車
- ・阪和自動車道和歌山ICから約20分
福定の大銀杏(田辺市)
福定の大銀杏の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:予測なし
- 紅葉の種類:イチョウ
和歌山県田辺市にある国道311号を本宮方面へと進むと、左側に目を引く巨大な銀杏の木が立っています。
その印象的な木は、宝泉寺の敷地内に位置しており、およそ400年の歴史を持ちます。
木の幹は約6mの太さがあり、その高さは約22mまで伸びています。
秋の時期には、その葉は黄金色に変わり、見上げるその大きさは圧巻です。
また、地面に散った黄色い葉は、見る人々を落ち着かせる美しい景色を提供しています。
この木の下は、まるで黄金のカーペットのように見え、最高の紅葉の場所として知られています。
アクセス
電車
- JR紀伊田辺駅から龍神バス(熊野本宮線)で氏山橋停留所下車、徒歩5分
車
- 阪和自動車道・紀勢自動車道南紀田辺ICから約40分
玉川峡(伊都郡九度山町)
玉川峡の見頃と種類
- 例年の見頃:11月上旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:11月上旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:モミジ、イチョウ、ブナ、クヌギ、カシ
和歌山県の高野三山の中で、世界遺産にも登録されている摩尼山の源流となる丹生川上流部にある深い渓谷です。
このエリアには「玉川四十八石」と称される多くの珍しい岩石が点在しています。
春には桜が咲き誇り、夏には川での遊びを楽しむことができ、秋にはカエデやケヤキが鮮やかに色づきます。
特に11月初旬から中旬頃には、樹木の紅葉が川の水面に反射し、美しい景色を作り出します。
この美しい岩や石を見ながらの散策は格別で、近くの温泉施設を訪問するのも良いですね。
アクセス
電車
- JR橋本駅からタクシーで約30分
車
- 阪和自動車道美原北ICから約120分
- 京奈和自動車道橋本ICから約30分
根來寺(岩出市)
根來寺の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:モミジ
四季の風物詩を感じさせる国宝大塔が存在する根來寺。
通常、11月終わりから12月初めにかけて、主にカエデが鮮やかに色変わりし、深い赤が感動的な風景を描き出します。
その広々とした敷地内では、さまざまな文化遺産を眺めつつ、紅葉の美しさを存分に楽しむことができます。
根來寺の境内、特に国宝大塔の周辺は絶好の観光地として推奨されます。
アクセス
電車
- JR紀伊駅からバスで根来停留所下車、徒歩20分
- JR和泉砂川駅からバスで根来寺停留所下車徒歩すぐ
車
- 阪和自動車道泉南ICから約15分
- 阪和自動車道和歌山ICから約25分
- 京奈和自動車道岩出根来ICから約5分
奇絶峡(田辺市)
奇絶峡の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:モミジ、カエデ
和歌山県内の豊かな環境の中、会津川の源流部分に位置する渓谷は、吉野熊野国立公園の一部として知られています。
変わった形状の大小様々な奇岩群が散見され、桜や新緑の春、夏の爽やかな不動滝、そして秋の赤く染まる紅葉など、年間を通じての風景の変化が魅力的です。
毎年11月の初旬から紅葉が始まり、中旬から下旬にかけてが最も美しい時期となります。
赤く染まるモミジを背景に、不動の滝の上に位置する、一枚岩に彫られた堂本画伯の作品「磨崖三尊大石仏」は圧巻の美しさを持ちます。
アクセス
電車
- JR紀伊田辺駅から龍神バスで約20分、奇絶峡停留所下車すぐ
車
- 阪和自動車道南紀田辺ICから約15分
古座川峡(一枚岩)(東牟婁郡古座川町)
古座川峡(一枚岩)の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜12月上旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜12月上旬
- 紅葉の種類:モミジ
一枚岩のエリアは国の天然記念物として認定されており、モミジをはじめとした秋の彩りを鑑賞できます。
アクセス
電車
- JR古座駅→ふるさとバス松根行きで27分、バス停「一枚岩」下車、徒歩すぐ
車
- 紀勢道すさみ南IC(ハーフインター)から国道42号、県道39号経由21km30分