2024年の佐賀県の紅葉の見頃と人気スポットをご紹介します。
大興善寺(三養基郡基山町)
大興善寺の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜12月上旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜12月上旬
- 紅葉の種類:モミジ、イチョウ
基山町に位置する天台宗の歴史ある大興善寺にて、契山の足元の契園を中心に、深い秋の色合いに染まった約500本のモミジが目を楽しませてくれます。
寺の伝統的な雰囲気と相まって、紅葉の鮮やかさが一層際立ちます。
この時季に特有の天台声明の公開や他のイベントも行われ、さらに深い体験ができます。
山の中に佇む寺が紅葉で彩られると、心が穏やかになり、美しさの前に感動しますよ。
契園を歩くと、モミジだけでなく、杉や桧などの樹木の美しさが際立ちます。
アクセス
電車
- JR基山駅からタクシーで約10分、JR新鳥栖駅からタクシーで約20分
車
- 九州自動車道筑紫野ICから鳥栖筑紫野道路園部IC経由で約15分
シチメンソウ群生地(佐賀市)
シチメンソウ群生地の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月上旬
- 2024年の見頃:予測なし
- 紅葉の種類:シチメンソウ
シチメンソウは、20~40cm程度の高さのヒユ科(かつてはアカザ科と分類された)の年草で、潮の影響が少ない場所でのみ生育します。
この植物は塩分に強く、その特性から塩分を好む植物とも言われています。
秋の時期に独特の色合いに変わるこの植物は、佐賀県の有明海地域の象徴として知られています。
通常、10月末から11月半ばが最も美しい季節で、2023年11月3日(祝)には、シチメンソウの祭典も行われる予定です。
この真紅に染まるシチメンソウの風景は、「海の紅葉」とも形容されます。
海沿いに設けられた展示スペースから、シチメンソウの大群と背後の干潮地帯を眺めることができ、時折、様々な野鳥も観察できます。
近くには「ひがさす」という干潟情報センターもあるので、両方を訪れるのがおすすめですよ。
アクセス
電車
- JR佐賀駅からタクシーで約30分
車
- 長崎自動車道佐賀大和ICから約45分
バス
- 佐賀駅バスセンターから市営バス(東与賀行き)で東与賀町役場前停留所下車、タクシーで約10分
黒髪山 乳待坊公園(武雄市)
黒髪山 乳待坊公園の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:モミジ、クヌギ、ケヤキ
佐賀県に位置する、黒髪山地の主要な観光地です。
昔から修験者たちの訓練の場としても知られており、茂密な樹木と壮大な岩石が連なる景観で、黒髪山の神秘や自然の魅力に触れることができます。
特に11月半ばから12月初めの紅葉のシーズンには、展示スペースから黒髪山や秋の色に変わった樹々を見渡すことができます。
その他の四季を通じて、この地域は稀な植物の宝庫で、多彩な岩石や奇岩が点在し、訪問者に多くの見どころを提供しています。
アクセス
電車
- JR三間坂駅からタクシーで約10分
車
- 長崎自動車道武雄北方ICから約25分
九年庵(神埼市)
九年庵の見頃と種類
- 例年の見頃:11月15日〜11月23日
- 2024年の見頃:11月15日〜11月23日
- 紅葉の種類:モミジ、ドウダンツツジ
明治の時代に佐賀の有名な実業家、伊丹弥太郎によって構築されたこの別荘と庭は、国から名勝として認定されています。
緑豊かな苔が敷き詰められた庭に、鮮烈な紅葉が映えます。
伝統的な和風の建築に、鮮やかな秋の色合いが加わって一層引き立ちますよ。
アクセス
電車
- JR神埼駅から三瀬脊振行き昭和バスで約10分、仁比山神社前下車徒歩すぐ
車
- 長崎自動車道東脊振ICから約10分
高速バス
- 福岡天神または福岡空港から高速バスで高速神埼下車徒歩約10分
西渓公園(多久市)
西渓公園の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:イロハモミジ
かつての多久家の家老の屋敷の跡地を、炭鉱業で成功した多久出身の高取伊好が手入れして、当時の多久の村に贈った庭園です。
通常、11月の中旬から下旬が最も美しい時期とされます。
約180本の真紅に輝くモミジがこの公園を華やかに飾ります。
隣接する西渓公園や多久神社、多久聖廟の紅葉も見事ですよ。
さらに、国から登録された文化財であり、佐賀県の遺産としての木造の和風建築「寒鶯亭(かんおうてい)」、地方資料館や歴史の博物館などがあります。
アクセス
電車
- JR多久駅からバスで約10分、本多久停留所下車、徒歩5分
車
- 長崎自動車道多久ICから約15分
陶山神社(西松浦郡有田町)
陶山神社の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:モミジ
応神天皇を主とする神社で、その敷地には陶の祖とされる李参平の記念碑が建てられています。
1658年頃に設立されたとされるこの神社は、約400年前の寛永の時代に、陶器の材料である磁鉱が近くの泉山で見つかったことから、陶器作りが徐々に発展しました。
現在、多くの人々から「焼きものの神様」として愛されています。
神社の敷地に立つ大鳥居や狛犬、水盤、周囲の壁など、すべてが磁器でできており、特徴的な景観を持ちます。
紅葉が美しいのは11月の中旬から下旬で、彩り鮮やかなモミジに囲まれた境内からは、周囲の街の風景を一望できます。
アクセス
電車
- JR上有田駅から徒歩20分
- JR有田駅からタクシーで約7分
車
- 西九州自動車道波佐見有田ICより車で約10分