2024年の福岡県の紅葉の見頃と人気スポットをご紹介します。
秋月城跡(朝倉市)
秋月城跡の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:カエデ
秋月は「筑前の小京都」として知られる古都です。
通常、11月の終わりから12月初旬に、黒門エリアのおよそ20本のカエデが鮮やかな赤に変わります。
黒門とその紅葉が生み出すコントラストは絶景で、毎年多くの観光客が早朝から訪れます。
杉の通りには屋台が立ち並び、訪問者は紅葉をゆったりと楽しむことができますよ。
屋台でのお茶と和菓子を味わいながら、紅葉が映える歴史的な街並みを楽しむことができます。
日が高いうちの散策が推奨され、特に黒門エリアは必見のスポットです。
アクセス
電車
- 甘木鉄道甘木駅からバス(秋月行き約20分)で博物館前停留所下車、徒歩8分
車
- 大分自動車道甘木ICから国道322号経由車で約20分
英彦山(田川郡添田町)
英彦山の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:モミジ、イロハカエデ、イチョウ
英彦山は福岡と大分の境界に位置し、昔から霊的な修行の地として知られる名高い山です。
英彦山神宮の主要な部分から銅製の鳥居までの道の両脇には古い建築物が並び、中岳の頂上には特別な神社が存在しており、そのアクセス道は整備されています(※ただし、2025年末までの期間、特別な神社は工事のため部分的に封鎖中)。
通常、10月終わりから11月半ば頃にかけて、山の上部から紅葉が見られ始め、山の麓に近づくにつれてピークが遅れるので長い時間楽しむことができます。
山の頂上からは壮大な景色を楽しむことができ、下部の色鮮やかな紅葉が一望できますよ。
また、旧亀石坊庭園は国から名勝として認められており、雪舟が作ったと言われる庭園は、約700平方メートルのエリアに美しい池があり、その景観が魅力的です。
アクセス
電車
- (英彦山神宮)BRT彦山駅から町営バスで(約20)神宮下停留所下車、徒歩15分
- 町営バスで(約15分)銅の鳥居停留所下車、徒歩10分
- 花駅からスロープカーで約7分、神駅下車徒歩すぐ
車
- (英彦山神宮)大分自動車道杷木ICから別所駐車場まで約40分、そこから徒歩20分
呑山観音寺(糟屋郡篠栗町)
呑山観音寺の見頃と種類
- 例年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:10月下旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:イロハモミジ、ヤマモミジ、ドウダンツツジ、ヤマザクラ、その他
福岡県内で、長らく「みやまさん」として知られている高野山真言宗の重要な寺院です。
多くの信者が願い事をかなえるために参拝する場所として知られます。
紅葉の季節、特に10月末から11月にかけて、境内やアクセス道は色とりどりの葉で彩られます。
特筆すべきは、モミジやドウダンツツジが約1000本ずつ存在することです。
参拝者が本堂へ進む際の階段を取り囲む鮮やかなモミジの景色は息をのむほどですよ。
アクセス
電車
- JR篠栗駅からタクシーで約20分
車
- 九州自動車道福岡ICから約25分
宝満宮竈門神社(太宰府市)
宝満宮竈門神社の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜1月下旬
- 紅葉の種類:モミジ
福岡県内で、神聖な雰囲気を持つ宝満山の足元に存在する神社は、多くの信者によって参拝されています。
宝満山の入口としての役割や、恋愛の神としての地位で知られ、特に秋には、境内に300本ものカエデの葉が変色し、さまざまな色のコントラストが楽しめます。
特に参道の階段周囲では紅葉が集まり、鮮やかな赤色の景観が広がります。
毎年、11月初旬から紅葉が始まり、11月半ばから12月初めが最も見ごたえのある時期です。
アクセス
電車
- 西鉄太宰府駅から徒歩30分または市営バスまほろば号で内山停留所下車徒歩すぐ
車
- 九州自動車道太宰府ICから約20分
雷山千如寺大悲王院(糸島市)
雷山千如寺大悲王院の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:大カエデ(天然記念物)、カエデ
雷山の中間地点に建立されている歴史的な寺院です。
この場所には、福岡県から特別に天然記念物として指定されている、約400年の歴史を持つ巨大なカエデの木が立っており、多くの人々が紅葉を楽しむために訪れます。
さらに、室町時代の造園技術で作られた心字庭園には、200本を超えるモミジの木があり、その美しい紅葉が見られます。
通常、10月の終わりごろから、カエデやイチョウの葉が赤くなり始め、11月初旬から中旬が最も見事な時期です。
紅葉が終わりに近づく時期も魅力的で、地上が落ち葉で覆われ、赤い絨毯のような風景が広がります。
さらに、この寺院には国から重要文化財として指定されている「木造千手観音立像」や「木造清賀上人坐像」、そして福岡県からの指定を受けた「木造多聞天像」「木造持国天像」などの彫像が収められており、それらも同時に鑑賞することができます。
アクセス
電車
- JR筑前前原駅から雷山観音前行の糸島市コミュニティバスで約30分、終点下車徒歩7分
車
- 福岡前原有料道路(西九州自動車道)前原ICから約15分
日向神峡(八女市)
日向神峡の見頃と種類
- 例年の見頃:11月上旬〜11月中旬
- 2024年の見頃:11月上旬〜11月中旬
- 紅葉の種類:モミジ、カエデ
トンネルを通過すると、目の前に広がるのは日向神峡の壮大な岩山とその鏡のような水面に反映する美しい紅葉の景色です。
この神峡は矢部川の上流部に位置する日向ダムの湖畔にあり、その地には天馬の蹴飛ばしによって生まれたと言われる伝説の岩、蹴洞岩や、恋人たちに人気の巨大なハート形の岩などが点在しています。
さらに10km先には、杣の里渓流公園が位置し、その紅葉の美しさは格別です。
その奥には福岡県最高峰の釈迦岳がそびえ、その紅葉も見物です。
ハート岩を背景にしたけほぎ橋に位置する「幸福の鐘」は恋を叶える場所として知られています(詳細は公式HPをご覧ください)。
アクセス
電車
- JR羽犬塚駅からバスで約90分、日向神ダム入口下車徒歩すぐ
車
- 九州自動車道八女ICから約70分
福岡県立四王寺県民の森(糟屋郡宇美町)
福岡県立四王寺県民の森の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:イロハカエデ
福岡県内の四王寺県民の森は、糟屋郡宇美町や大野城市、太宰府市を結ぶ四王寺山に位置する広大な自然の公園です。
山の頂上からは、玄界灘や筑紫平野の壮大な風景を眺めることができます。
11月中旬は紅葉が最も美しい時期となり、園内の古代の森では、カエデやモミジ、イチョウが同時に色づき、魅力的な光景を作り出します。
園内には大宰府を守る目的で築かれたとされる大野城の遺跡もあり、この城は日本の名城100選にも名を連ねています。
その遺跡を背景にした紅葉は特に見応えがあります。
また、この公園には「もみじ谷」と名付けられたエリアもあり、紅葉の季節にはその地域がカエデの鮮やかな赤色で覆われます。
アクセス
電車
- JR宇美駅から徒歩80分またはタクシーで約14分 ※AIオンデマンドバス「のるーと」もあり。詳しくは宇美町役場公式サイトを参照
車
- 九州自動車道太宰府ICから約20分。福岡都市高速道路大野城料金所から約16分
清水寺本坊庭園(みやま市)
清水寺本坊庭園の見頃と種類
- 例年の見頃:11月下旬〜12月上旬
- 2024年の見頃:11月下旬〜12月上旬
- 紅葉の種類:イロハカエデ、イチョウ
雪舟が設計したとされる、国の名勝に認定されている清水寺の主要な庭園は、自然の美しさと手作りの魅力が融合しています。
年間を通じて四季の変化を楽しむことができますが、特に11月の終わりから12月初旬のイロハカエデの色づきは際立っています。
心字池を中心に、周りの紅葉が鮮やかに変色し、庭全体が華やかな雰囲気に包まれます。
アクセス
電車
- JR瀬高駅からタクシーで約10分
- JR筑後船小屋駅からタクシーで約15分
車
- 九州自動車道みやま柳川ICから約5分
勝山公園(小倉城)(北九州市小倉北区)
- 例年の見頃:11月上旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月上旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:ハゼノキ、イチョウ、ケヤキ、モミジ、サクラ
勝山公園は北九州市の代表的な公園で、歴史的な「小倉城」を中心に、「小倉城庭園」や「松本清張記念館」、「中央図書館」といった観光や文化の施設が集まっています。
秋は公園内のイチョウやハゼノキが10月末から色づき始め、紅葉のピークは10月末から11月末までとなっており、ケヤキの紅葉も小倉城をより鮮やかに彩っています。
小倉城の天守閣の辺りが紅葉のハイライトとなるが、市の庁舎の展望台からも色鮮やかな紅葉の景色を楽しむことができます。
アクセス
電車
- JR西小倉駅から徒歩10分
車
- 北九州高速道路大手町ランプから約5分
永勝寺(久留米市)
永勝寺の見頃と種類
- 例年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 2024年の見頃:11月中旬〜11月下旬
- 紅葉の種類:モミジ、イチョウ、ケンポナシ、オオクスノキ
日本で有名な三薬師のひとつに数えられ、天武天皇の時代に天皇自らの願いで築かれたとされる歴史的な寺院です。
秋の美しい紅葉で知られ、そのため「もみじ寺」とも言われます。
境内には色とりどりのモミジが広がり、特定の展望スポットからは柳坂曽根の並木や筑後の平野の景色を眺めることができます。
古木として知られるアカメヤナギやケンポ梨(どちらも市の天然記念物)も境内に生えています。
主要な堂の近くのモミジは特に見どころです。
黄色い銀杏の木とモミジの赤が作り出す色彩のコントラストは目を引きますよ。
アクセス
電車
- JR善導寺駅から徒歩45分
- JR久留米駅からバスで柳坂停留所下車、徒歩15分
車
- 九州自動車道久留米ICから約15分